こんにちは。ミニマリストのあやね(@minimal_ayane)です。
皆さんは「ミニマリスト」と聞いて、どのような人物をイメージするでしょうか。
- モノをたくさん捨てる人
- いつも同じ服を着ている人
- お金を使わないケチな人
- こまかくて神経質な人
このような印象を持っている方も多く、ミニマリストに対する世間のイメージはネガティブなものに感じられます。
たしかにわからなくもないけど、認識にズレがあるような…。
私は現在ミニマリストとして生活していますが、モノをたくさん持っていたころと比べると、間違いなく暮らしにゆとりができました。
自分にとって何が必要で何がいらないか取捨選択ができるようになり、心地よく生きていく術が身についたと感じています。
自分の成長につながったので嬉しい。
今回の記事では
- ミニマリストとはどんな人?
- ミニマリストになるメリット・デメリット
についてご紹介します。
ミニマリストについて知りたい方や目指している方の参考になれば幸いです。
個人的な考えも含まれるので、そこはご了承ください!
ミニマリストとは必要最小限の物で心地よく暮らす人
ミニマリズム(英: minimalism)は、完成度を追求するために、装飾的趣向を凝らすのではなく、むしろそれらを必要最小限まで省略する表現スタイル(様式)[1]。ミニマリスムとも表記される。「最小限主義」とも。
「ミニマリズム」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2023年5月26日 (金) 10:49 UTC URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0
ミニマリストとは、ミニマリズムを暮らしに取り入れ、自分にとって必要な最小限度のモノだけで生活する人のことを言います。
必要最小限にするのは、
- 物質的なモノ
- 人間関係
- 仕事
などと色々あります。
どの部分に重きを置くかは人それぞれで、最低限の生活費が稼げればいいということで労働時間を減らす方もいます。
持ちモノに関しては、極端に減らす方もいればわりと多めの方もいますが、共通しているのは「自分にとって必要なモノ以外は持たない」という考え方です。
自分にとって優先度の高いコトやモノがわかるので、自分のことを根っこから理解するきっかけにもなります。
「ミニマリズム」は「自分探し」でもある。
最近は、ミニマリズムを暮らしにゆるく取り入れる「ゆるミニマリスト」も多い印象。
いきなりミニマリストになるのはハードルが高い…と感じる方にとって、挑戦しやすいのではないかと思います。
個人的には、ミニマリストもゆるミニマリストも、丁寧な暮らしがしたい人や簡単に暮らしたい人におすすめしたい生き方です。
ちなみに私は簡単に暮らしたい派。
HSP×ズボラにはぴったりだった!
ミニマリストになるメリット
ミニマリストになってから、私自身、人生が180度変わりました。
実感したメリットは、大きく分けて3つあります。
- 時間に余裕ができる
- お金が貯まる
- 心にゆとりができる
昔はいつも時間に追われていて、心にまったく余裕のない生活をしていました。
「現状を何かしら変えなければずっとこのままだ…。」と気づき、モノを減らし始めたことがきっかけです。
モノを必要最小限まで減らした結果、生活の満足度が上がり、現在は心地よく暮らすことができています。
モノが少なくなるだけで、こんなに快適に暮らせるとは…。
効果は想像以上でした。
時間に余裕ができる
モノを減らし始めてから、すぐに変化を感じられたのは自分の時間が増えたことです。
その理由には次のようなものがあります。
- 掃除に時間がかからない
- 片付けが簡単
- 朝の服選びがラク
- 探し物がなくなる
昔は仕事と家事の両立に一生懸命で、自分の時間がまったく取れずストレスフルな毎日を過ごしていました。
今だからこそわかりますが、あんなに自分の時間がなかったのは自分の持ちモノが多すぎたことが主な原因です。
モノが多すぎたせいで、自分にとって優先度の低いことに余計な時間をかけていました。
時間は有限。もったいない時間はできるだけ減らそう。
掃除に時間がかからない
部屋にモノがたくさんあると、掃除をするときに退かして戻すという無駄な作業をする必要があります。
その作業をしなければいけないと考えるだけで、掃除をすること自体が面倒になってしまいますよね。
さらに、モノが多いことでほこりも溜まりやすくなって悪循環です。モノを減らすと衛生面でもメリットがあります。
モノが少なければ、掃除機がスイスイかけられてラク。
片付けが簡単
ミニマリストになった今でも、仕事が忙しい時期などは部屋がものすごく荒れます。
ですが、モノの数自体が少なく、それぞれの定位置が決まっているため片付けるのはとても簡単。
整った状態の部屋が当たり前になってくると、散らかっている状態が気になって落ち着かなくなるので、こまめな片付けの習慣化もしやすいです。
今まで片付けが苦手だったのは、自分が管理できるモノの量を超えていたからだとわかりました。
朝の服選びがラク
ミニマリストになる前のクローゼットは、とにかく服だらけでした。
服はたくさんあるはずなのに、なぜか着る服がない…。
毎朝服を決めるのに時間がかかって、バタバタと出かけていくのが通常でした。
現在、服の数は少なくなりましたが、その日に着て行く服で悩むことはまったくと言っていいほどありません。
さらに、お気に入りの服だけがクローゼットに並んでいるので、すごく気分が上がります。
着る服が秒で決まるから、朝の時間もゆったり過ごせる。
探し物がなくなる
モノがたくさんあることで、目的のモノをどこにしまったかわからなくなることはありませんか?
とくに、たまにしか使わないモノは気づけば他のモノで埋もれてしまうし、見つからなくて買ってきたら違うところから出てきたり…。
モノを探す時間はとても無駄な時間ですし、不要な出費につながってしまいます。
モノを減らしてそれぞれの定位置が決まれば、探す手間がなくなってもったいない時間とお金を減らせる。
お金が貯まる
暮らしがミニマルになると、お金に関してもミニマル思考になりやすいです。
- 浪費をしなくなる
- 無駄な固定費を減らしたくなる
- 物欲が抑えられるようになる
お金への考え方が変わった結果、貯蓄体質になりお金が貯まりやすくなります。
お金にゆとりができれば、貯金だけでなく投資に回すこともできるようになるので資産形成がしやすくなりますね。
ミニマリストにはお金持ちが多いと感じています。
浪費をしなくなる
不要なモノを減らすという作業は、モノひとつひとつとしっかり向き合うということ。
自分にとって何が必要で何がいらないか考えられるようになるため、不要な浪費を防ぐことができるようになります。
また、モノの数が少なくなることで自分の持ちモノや日用品のストックを把握できるので、同じモノをふたつ買ってしまうなどの無駄な支出が減ります。
人生の満足度を上げる浪費はしていいと思いますが、見極めは大事です。
無駄な固定費を減らしたくなる
固定費に関しても、意外と無駄に支払っていたりするものがあるんですよね。
例えば、スマホ料金を大手通信キャリアで契約していたり、無駄に広い部屋に住んでいて家賃が高いなど。
自分の持ちモノや暮らしが整ってくると毎月の支出やお金の流れも最小限に整えたくなります。
無駄な出費が減れば、その分のお金が浮いて貯まりやすくなります。
固定費はけっこう高くつくので、減らす恩恵も大きいです。
物欲が抑えられるようになる
持ちモノがお気に入りのモノだけになれば、新たになにか欲しいと思うことが減ってきます。
たとえ欲しいと思ったとしても、本当に必要かどうか考える力がついているので買わないことが多いです。
買った方が満足度が上がるのであれば買えばいいですし、考えた結果自分には必要ないと判断することも出てきます。
足るを知る生活。
心にゆとりができる
部屋にたくさんモノがあることが、ストレスの大きな原因にもなってしまいます。
モノの量が減るだけでも、気持ちに余裕が出てくるはずです。
- 丁寧な暮らしができる
- 心穏やかに過ごせる
- ノイズが減って落ち着く
好きなモノに囲まれた暮らしは、とても心地良いですよ。
丁寧な暮らしができる
いらないモノを手放した結果、残るのは自分のお気に入りだけになるはずです。
気に入っているモノばかりなので気分が上がりますし、モノへの扱いが丁寧になります。
また、時間に追われている状態だと色々とやっつけ仕事のように適当になってしまいますが、時間にゆとりがあるので丁寧に暮らせるようになります。
ズボラな私でも、わりと丁寧に暮らせているのではないかと思う。
心穏やかに過ごせる
私の経験上の話にはなりますが、仕事から疲れて帰ってきたときなんかに、自分の散らかった部屋を見るだけで心がものすごくすさむんですよね。
片付ける気もおきないし、本当に何もしたくなくなるんです。
現在は散らかったとしてもすぐ片付けることができるし、部屋にいてイライラすることもなくなりました。
むしろずっと部屋にいたいくらいです。
自分の部屋が大好きで基本引きこもってます!外にも出なきゃですね。
ノイズが減って落ち着く
人間が受ける情報は、目から入ってくるものが80%と言われています。
それくらい目から入ってくる情報は、私たちの暮らしに影響を与えているんです。
私自身も、雑多な部屋が視界に飛び込んでくるだけで心の平穏が失われていました…。
モノが人に与える影響って想像しているよりも大きい。
ミニマリストになるデメリット
ミニマリストになることで、人によってはデメリットも出てきます。
- 偏見をもたれがち
- 家族との価値観のズレ
- モノを減らすことが目的になりがち
個人的には、デメリットよりメリットの方が大きいと感じています。
人からどう見られるかなんて私はまったく気にならないです。自分軸で生きよう。
偏見をもたれがち
記事の冒頭にも書きましたが、ミニマリストに対してマイナスなイメージを持っている人も少なくないです。
ですが、人が抱くイメージは簡単に変えられないですし、自分が自分らしく心地よく生きられるのなら別に気にする必要はないと私は思っています。
ミニマリストに対する誤解というか、認識のズレはできれば正したいですが…なかなか難しいですからね。
家族との価値観のズレ
一人暮らしをしている方であればそこまで気にする必要はないかもしれませんが、家族と同居している方がミニマルライフを謳歌するのは少し大変かもしれません。
これは私の実体験なのですが、自分のモノを最小限まで減らして少ないモノで暮らすことが当たり前になると、家族のモノの多さが気になってきます。
わが家は夫、母、祖母と3世帯で同居していて、見事にみんなたくさんモノを持っています。
ですが、たとえ自分がモノへの執着を断ち切ることができていたとしても、家族は「使っていない=手放す」ということが簡単にはできません。
モノを手放すって、慣れないとかなりきついですよね。昔の自分を思い出す。
当たり前ですが、自分の価値観を家族に押し付けるわけにはいかないので、そこは割り切ってうまくやっていくしかないです。
母は私に感化されたのか、最近は少しずつモノを減らそうとしている節があります。
モノを減らすことが目的になりがち
ミニマルな暮らしを目指してモノを減らしていると、人によっては目的がすり替わってしまうことがあります。
穏やかで心地よい暮らしをするためにモノを減らしていたはずだったのに、モノを減らすことが目的になってしまう。
あくまでもモノを減らすのは理想の暮らしを叶えるための手段なので、その目的を見失わないようにしたいものです。
モノを減らすのは豊かに暮らすため。少なければいいってものでもないです。
必要最小限の物で心地よく暮らそう
ミニマリストは、自分にとって必要な最小限度のモノで生活をしています。
自分にとって何が必要で何が不要か取捨選択をした結果、モノが減って掃除が簡単になったり、自分の時間が増えたりして暮らしにゆとりができます。
私自身、モノに支配される暮らしを抜け出したことで、自分の部屋でのんびり好きなことをする時間ができました。
ミニマリズムという考え方に出合っていなければ、今ごろどうなっていたか想像もできません。
ストレスで苦しい時期にモノを手放していくのは大変だったけど、それでも頑張って行動してくれた過去の自分に感謝したいです。
行動するのは勇気がいりますし簡単ではありませんが、現状を変えたいのであれば行動あるのみですね。
以上、参考になれば嬉しいです。